2016年5月31日火曜日

<プログラム報告>2016.5.29 「つくってあそぼ!」 PMの部

「造形や、絵を描くのが得意なひとーー?」


会場からは、2名くらいの手しかあがりませんでした。

「苦手な人。みなさんは、明日から子どもたちのヒーローです!」



そんな、やりとりから、スタートした、
午後の「保育士向け、体験講習会」

ひでちゃんこと、
こども環境デザイン研究所代表
矢生秀仁さんから配られたレジュメには

「子どもタチの豊かな造形活動につながる保育士の役割」
と書いてありました。





間に、造形活動の体験を挟みながら、
以下の3つの場面を表しながら、
その中で大切な視点や観点を示してくれました。

○活動前
○活動中
○活動後

何よりも、レジュメの最初には
(0)ゼロ として、 「なぜ表現するのか」
という言葉が記されていました。

一つ一つのレジュメをここに示したいところですが、
それは、参加者の特権。

いくつかのひでちゃんがくれた言葉を、お伝えしておきます。


・できない、やらない。 は子どもたちの大事な「判断」
・保育士が下手くそならば、むしろ堂々と示してしまえば、
 子どもたちの安心に繋がる。
・動き始められない子どもには理由がある。
・日本の表現活動の教育には、本人が楽しいことよりも
 技術論が先行してしまっている。

そんな、保育士へのアドバイスや、視点をたくさん示してくれました。
驚いたことに、それは、造形に関することだけではなく、
私たち保育士が、どういう感覚で、どういう視点で、子どもたちを
みていくのか、大事な保育理論がいっぱい詰まっていました。

そして、そんな理論を裏付ける、多くの子どもたちのエピソードや
実践例を一緒に示して下さいました。
中には、写真や動画もあり、子どもたちの真剣な眼差しや姿勢から
その理論がより確かなものとして、捕らえられる機会を与えてくれました。



ひでちゃんは、保育園で働いた経験はありません。

しかし、年間15000人~20000人に指導をしている実績と、
10年間造形ワークショップ職人として全国を回ってきた確かな
経験から発せられる言葉に、
参加者一同、大きくうなずきながら、話しに夢中になっていました。

造形活動のワークショップでしたが、参加者のみなさんは
もっともっと大きなお土産を持って帰れたようです。

そんなお土産をご紹介します。

・保育士が下手な絵を描くことで「安心をつくる」という考えがとても
 勉強になりました。
・子どもに対する「見方」が ただやらない子 などではなく、その子なりの
 理由があり関わり方が違うのだという学びができました。
・プロセスを保護者に楽しく伝えられる、その子のプロセスをどれだけ面白く
 考えたり、感じられるか。を自分の課題にしていきます。
・ひでちゃんの話しを聴き、子どもたちが今幸せ!大人になっても幸せ!
 と思えるような毎日を過ごせるような保証ができるような自分でいたいと
 思いました。
・造形に関する知識のみを聞かせてもらえると思っていましたが、
 保育士目線で子どもとの関わり方、保護者への伝え方が聞けて、
 本当に良かったです。
・造形、絵画は苦手意識があるのですが、子どもと一緒に楽しむことが
 大事だと背中を強く押してもらえ、明日から実践したいと思います。
・造形ってこんなに楽しいんだって思いました。今日は本当に来てよかったです。
・ひでちゃんが講義の後に言ってくれた「お互いがんばりましょう」という言葉が
 心の支えです。
・保育の本質や1番大切なこと教えて頂いた気がします。表現だけでなく
 保育へのモチベーションが急上昇しました。
・造形の引き出しが広がるのかなと思いながら参加しましたが、
 それ以上に、保育全体の大切なことを教えて頂けてとてもよかったです。
・見方を変えて、今後の子どもたちとの関わり方を考えていこうと思います。
・子どもたちの行動には意味があって、何がそうさせているのか、
 考えてアプローチしていくことの大切さに「はっ!」と気づく事ができました。

などなど、私たち主催者側も驚くほど、満足度120%の講習会となりました。
Child+の理念でもある、
「現場の保育士を元気にする」

ひでちゃんのおかげで、たくさんの笑顔とお土産を持って帰って
頂けたようです。

ありがとうございました。




講師紹介
矢生秀仁さん

こども環境デザイン研究所 代表

早速、ひでちゃんが今回のワークショップのことを
書いて下さっています。

Writen by Gacha

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